どうも、「僕もう50歳」のトモヲです。
余談ですが20年以上前、僕はあるBTOメーカーで働いていました。BTOというのはBuild To Orderのことで、購入者の希望に応じてパソコンのパーツを組み合わせ、オーダーメイドのPCを作ることです。
今では当たり前になりましたが、20年以上前、90年代後半にBTOを始めた企業といえばGateway、フロンティア神代などが有名で、その他秋葉原の有名無名のメーカー・ショップが無数にBTOに参入していた時代がありました。その後、エプソンダイレクト、Dell、HPなど、大手企業がBTO業界に参入し、結果として今では廃業・統廃合され、現在ではマウスコンピューター、Dell、HP、パソコン工房などのBTOメーカー数社が隆盛を極めています。
私自身も上記に上げたいずれかのBTOメーカーに属し、BTO製品の企画開発や販売のために働きながら、稼いだお金で自分のためにPCを組み立てる、という生活を行っていた時期がありました。
そのころの経験から得た教訓として
- ①PCは自分で組み立てるよりも買ったほうが結果的に安い
- ②大手家電メーカー製(非BTO)のパソコンは性能が・・
①については、自分で組み立てるとパーツ同士の相性で動かない場合があり、そんなときは買ったパーツの代金が無駄になって、また新しいパーツを探すことになり、すべてを自己責任でやらないといけません。労力とコストを考えると、最初からBTOメーカーにお願いして自分好みに組み上げてもらうほうがピンポイントで安上がりです。
②についてはあえて多くを言いませんが、家電量販店のPCコーナーに並ぶ富○通、N○Cなどが作っているパソコンは、一言で言えばク○です。それらを買うというのは、企業にお布施を払うようなものです(ただし大手メーカーならではの充実したサポート体制は受けられます)。
というわけで、ふと新しいパソコンが欲しくなり、最近のBTOメーカーのPCはどこまで進化して、トレンドはどんなものなのかなぁと調べてみました。
- いままで使っていたのは6世代Core-i7+GTX1060
- 今狙うならCPUは最新の12世代
- グラフィックボードはRTX3000番代がコスパがよい
- マザーボードのチップセットはZ690が良い
- メモリは最低16GB(できれば32GB)、SSDは1TBは欲しい
- 電源は700Wは欲しい
- 僕的BTO性能評価ポイントについて
- ①パソコン工房 LEVEL-R769-127-RBX-L 207,980円(税込)
- ②ドスパラ GALLERIA XA7C-R36 219,980円(税込)
- ③HP OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0760jp 189,000円(税込)
- ⓸ツクモ G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1 229,980円(税込)
- ⑤パソコンショップSEVEN ZEFT G27AS 249,480円(税込)
- ⑥マウスコンピューター G-Tune EN-Z-3060Ti 259,800円(税込)
- 評価結果
- 総合評価1位は「ツクモ G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1」
いままで使っていたのは6世代Core-i7+GTX1060
ちなみに今まで使っていたパソコンはコレです↓
購入日 | 2016年12月29日(5年5ヶ月間使用) |
購入時の金額 | 20万円くらい? |
メーカー | TSUKUMO |
CPU | Intel(R) Core(TM) i7-6700 CPU @ 3.40GHz |
メモリ | 40GB(購入時8GBに後から32GB増設) |
SSD | 1TB(購入時2TBのHDDだったのを換装) |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB |
マザーボード | ASUSTeK COMPUTER INC. H170-PRO |
途中でメモリを増設したり、HDDをSSDに変えたりと5年以上使ってきましたが、最近では処理の遅さが目立つようになってきました。
私は主に3Dのゲームと動画編集をPCで行いますが、特に最近、4K動画を編集することが増えてきて、流石に6世代のCore-i7とGTX1060では、動画の再生すらコマ落ちするためストレスを感じていました。3Dゲームについても、最低画質のフルHDならなんとかCyberpunk2077がプレイできるレベルですが、やはり話題のレイトレーシングで高画質なプレイを味わいたいところです。
そこで、4K動画の編集が快適に動き、かつ最新の3Dゲームもそこそこ楽しめる性能を求めてPC選びの調査をしました。となると自ずと、次のようなスペックを持つPCが望ましいことになります。
今狙うならCPUは最新の12世代
私の古いパソコンは6世代目のCore-i7 6700ですが、現在最も新しい12世代目のCore-i7が登場しています。コア数、スレッド数も下記のように飛躍的に増加しており、周波数こそあまり変化はありませんが、12世代のCore-i7 12700または12700Kならば、処理の体感速度は6700とくらべて数倍以上の差が期待できると思います。
世代数 | CPU型番 | 動作周波数 | 発売開始年 | プロセスルール | コア数 | スレッド数 | 性能目安 |
6 | Core i7 6700 | 3.4GHz | 2015年8月 | Skylake 14nm | 4 | 8 | 1610 |
7 | Core i7 7700K | 4.2GHz | 2017年1月 | Kaby Lake 14nm | 4 | 8 | 1940 |
8 | Core i7 8700K | 3.7GHz | 2017年11月 | Coffee Lake14nm | 6 | 12 | 2770 |
9 | Core i7 9700K | 3.60GHz | 2018年10月 | Coffee Lake14nm | 8 | 8 | 2930 |
10 | Core i7 10700K | 3.80GHz | 2020年4月 | Comet Lake 14nm | 8 | 16 | 3960 |
11 | Core i7 11700K | 3.60GHz | 2021年3月 | Rocket Lake 14nm | 8 | 16 | 5050 |
12 | Core i7 12700 | 2.1 / 4.8GHz | 2021年11月 | Alder Lake 10nm | 12 | 20 | 6344 |
12 | Core i7 12700K | 3.6 / 4.9GHz | 2021年11月 | Alder Lake 10nm | 12 | 20 | 6476 |
ちなみに同じ12世代でも型番が12700と12700Kがありますが、Core-iシリーズでは末尾にKがついたものは高性能になっており、動作周波数が高めに設定されています。わずかな違いではありますが、より高性能を求めるなら型番にKのついたCPUが狙い目です。
また、今でも10世代や11世代のCPUを搭載したPCが販売されていますが、今から買うなら断然12世代だと思います。なぜなら、上記の表で、コア数とスレッド数が12世代から飛躍的に増加されたのがわかります。11世代では8個だったコア数が12世代では12個になり、スレッド数は16から20へと増えています。ところがそれ以前の世代では、例えばコア数は9世代から11世代までは同じ8個、スレッド数は10世代から11世代までは同じ16個です。この間、CPUの設計に大きな変化がなかったと推測されます。そしてプロセスルールという回路の微細化に関する値においては6世代から11世代まですべて14nmですが、12世代からようやく10nmへと28%も細くなりました。
つまり、12世代目のCore-iシリースはこれまでのIntelのCPU設計思想を刷新した「Alder Lake 10nm」という新たな技術が投入された、今後数年はスタンダードになる(性能の陳腐化があまりおこらない)であとうと思われるCPUであると言えます。
Core-i7シリーズの歴代一覧についてはこちらのブログが詳しいです。
グラフィックボードはRTX3000番代がコスパがよい
グラフィックボードというのは、CPUに代わって画像処理を行うパーツです。一口に画像処理と言っても多岐にわたり、2次元の写真から特定の部分を認識したり、3次元のポリゴンデータや表面に割り付けるためのテクスチャデータを扱ったり、動画編集では動画のデコード、エンコードをCPUに代わって行います。その分CPUは他の処理のために性能を割り当てることができるため、結果PC全体で処理速度が向上します。ゲーム、動画編集、写真の現像処理を行うならグラフィックボードは必須といえます。
ミドルレンジで代表的なグラフィックボードには下記のようなものがあります。これらを搭載したPCならまず、価格はそこそこで、処理が遅くて困るということはないはずです。
グラフィックボード名称 | グラフィックメモリ | CUDAコア数 |
GeForce RTX 3050 | 8GB | 2560 |
GeForce RTX 3060 | 12GB | 3584 |
GeForce RTX 3060Ti | 8GB | 4864 |
GeForce RTX 3070 | 8GB | 5888 |
ちなみにCUDAコア数というのはCPUのコア数のようなもので、多いほど処理性能があがります。
マザーボードのチップセットはZ690が良い
さて、CPUやグラフィックボードなどのパーツはPCの中で注目されやすい部分ですが、意外と見落としがちなのがマザーボードです。マザーボードはCPUやメモリ、SSD、グラフィックボードすべてを接続しコントロールするためのいわば母体で、性能によっていくつか存在します。いちばん重要なのはマザーボードに搭載されるチップセットで、ここがCPUの種類やメモリの数、果てはUSBポートの数まで影響します。12世代のCore-iシリーズに対応したチップセットは下記が存在します。
チップセット | CPUオーバークロック | メモリオーバークロック |
H610 | 非対応 | 非対応 |
B660 | 非対応 | 対応 |
H670 | 非対応 | 対応 |
Z690 | 対応 | 対応 |
詳細は省略しますが、下に行くほど高性能・高価格になり、特にZ690ではCPUとメモリを任意にオーバークロックして動作させることができます。予算が許せばZ690搭載が狙い目です。
メモリは最低16GB(できれば32GB)、SSDは1TBは欲しい
メモリとSSDは多ければ多いに越したことはありません。
安いPCではメモリが8GBしか搭載されていないものがありますが、これだとWEBブラウザを立ち上げた時点でメモリが一杯になることもあります。メモリが一杯になると、PCは溢れたデータを一時的にSSDやHDDの一部に書き込みますが、SSDやHDDはメモリに比べて速度が遅いためこれが速度低下の原因となります。CPUやグラフィックボード以上にメモリは大事なパーツです。
最低でも16GB、予算が許す限り32GB、64GB、128GBなど積めるだけ積んだPCを選んだほうが良いです。
またSSDも最近では500GB搭載が標準のようですが、これだと容量を使い切ってしまう可能性があります。Windows OSや私が使う各種アプリケーションなどの容量を加えると最低でも数百GB必要ですが、これらに加え、特に4K動画編集を行う際に、編集ソフトが4Kよりも軽い2Kなどの小さめのデータを作ることがあり、これがSSDの容量を一時的に圧迫します。なので最低でも500GB、可能であれば1TBある方が望ましいです。
電源は700Wは欲しい
あと意外と見落としがちですが、最近のPCに使用されるパーツはとにかく電気を必要とします。各パーツの消費電力が高くなっているため、搭載される電源のW数が低いと性能が発揮できないことや、今後必要に応じてPCをアップグレードする際に、追加のパーツが搭載できないなどの不具合が生じます。なので、最低でも700W程度の電源を搭載したPCを選びたいです。
僕的BTO性能評価ポイントについて
僕が必要とするスペックをまとめると次のようになります。
- CPU は Core-i7 12700 または Core-i7 12700K
- グラフィックボードはRTX3000番台を搭載
- チップセットはできればZ690がよい
- メモリは16GB以上
- SSDは500GB以上
- 電源は700W程度
以上を満たすPCをいくつかのBTOショップから探してみました。
ちなみに各PCを評価するために、パーツ毎に僕が独自に性能の評価基準を設定した性能評価ポイントを割り当てててみました。各評価ポイントの総合計が高いほど、僕の理想に近いPCということになります。
CPU | 備考 | 評価ポイント |
Core i7 12700F | iGPU省略版 | 7 |
Core i7 12700 | 8 | |
Core i7 12700KF | 高クロック+iGPU省略版 | 9 |
Core i7 12700K | 高クロック版 | 10 |
グラフィックボード | CUDAコア数 | |
GeForce RTX 3050 | 2560 | 5.3 |
GeForce RTX 3060 | 3584 | 7.4 |
GeForce RTX 3060Ti | 4864 | 10 |
GeForce RTX 3070 | 5888 | 12.1 |
チップセット | 評価ポイント |
H610 | 4 |
B660 | 6 |
H670 | 8 |
Z690 | 10 |
SSD容量 | 評価ポイント |
512GB | 5 |
1TB | 10 |
メモリ容量 | 評価ポイント |
16GB | 5 |
32GB | 10 |
電源容量 | 評価ポイント |
600W | 4 |
650W | 6 |
700W | 8 |
750W | 10 |
800W | 12 |
850W | 14 |
それでは上記の評価ポイントを元に、僕の独断と偏見で選んだBTOメーカー6社のPCを紹介していきます。ちなみに予算はいずれも20万円程度の価格帯です。なお、記載した構成・価格は2022/6/13時点のものです。
また、すべての製品は標準構成の価格を記載していますが、BTOが可能です。
①パソコン工房 LEVEL-R769-127-RBX-L 207,980円(税込)
僕的BTO性能評価ポイント合計:53.4
種類 | 使用パーツ | 評価ポイント |
CPU | Core-i7 12700 | 8 |
グラフィック | GeForce RTX 3060 12GB | 7.4 |
M/B | Z690 | 10 |
メモリ | 16GB | 5 |
SSD | 512GB | 5 |
電源 | 700W | 8 |
OS | Windows 11 Home | 10 |
1990年創業のDOS/Vパーツショップの老舗「パソコン工房」のBTOです。Core-i7 12700 にRTX3060の標準的な構成で207,980円(税込)。
チップセットにZ690を使い、電源も700Wと、目に見えないところのパーツ選びで好感が持てますが、全体として可もなく不可もない、ある意味BTOの優等生的PCと言えます。
ただメモリが16GB、SSDが500GBなので使っているうちに不足が感じられてくる不安はあります。
②ドスパラ GALLERIA XA7C-R36 219,980円(税込)
僕的BTO性能評価ポイント合計:54.4
種類 | 使用パーツ | 評価ポイント |
CPU | Core-i7 12700 | 8 |
グラフィック | GeForce RTX 3060 12GB | 7.4 |
M/B | H670 | 8 |
メモリ | 16GB | 5 |
SSD | 1TB | 10 |
電源 | 650W | 6 |
OS | Windows 11 Home | 10 |
こちらも90年代に秋葉原で開業したPCショップの老舗「ドスパラ」のBTOです。
Core-i7 12700 にRTX3060の組み合わせはパソコン工房と同じですが、SSDの容量は倍の1TB搭載で、価格は21万円台。そのかわりチップセットがH670、電源も50W少なく、重要なマザーボードと電源がワンランク下がる印象。
そのかわり、サイドパネルの一部がガラスになるなどゲーマー向けを意識したケースの採用で、今回選んだBTOの中では外観のデザインが一番ナウい&カッコいいPCだと思います。
③HP OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0760jp 189,000円(税込)
僕的BTO性能評価ポイント合計:54.4
種類 | 使用パーツ | 評価ポイント |
CPU | Core-i7 12700F | 7 |
グラフィック | GeForce RTX 3060 12GB | 7.4 |
M/B | H670 | 8 |
メモリ | 16GB | 5 |
SSD | 1TB | 10 |
電源 | 600W | 4 |
OS | Windows 11 Pro | 13.1 |
こちらは今回選んだBTOの中で、標準構成で唯一20万円を切る価格で、米国のPCメーカーHPがゲーミングPC向けに展開するブランド「OMEN」のPCです。また今回選んだBTOの中で唯一、OSにWindows 11 Pro を標準で搭載。
20万円を切る価格で1TBのSSD、ProバージョンのWindows11を搭載している点はかなりの好印象ですが、その分ほかに比べて電源容量の少なさが気になります。CPUも内蔵GPUのない廉価版の12700F採用で、なんとか20万円を切って他BTOと差をつけたい、戦略的なモデルといったところでしょうか。
⓸ツクモ G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1 229,980円(税込)
僕的BTO性能評価ポイント合計:66.4(最高得点)
種類 | 使用パーツ | 評価ポイント |
CPU | Core-i7 12700KF | 9 |
グラフィック | GeForce RTX 3060 12GB | 7.4 |
M/B | Z690 | 10 |
メモリ | 32GB | 10 |
SSD | 1TB | 10 |
電源 | 750W | 10 |
OS | Windows 11 Home | 10 |
先に言っておきますが、このツクモ製のPCが個人的には大本命です。最高得点66.4をたたき出し、CPU、チップセット、メモリ、SSD、電源どれを取っても全く不足のない構成です。
CPUはオーバークロック可能な12700KFに、これまたオーバークロック対応のチップセットZ690という最高の組み合わせ。またメモリは今回紹介するBTOの中で唯一、最初から32GBの大容量。
デメリットがあるとすればグラフィックボードが凡庸なRTX 3060ですが、僕の使用用途としては3DゲームよりもVRAMを大量に必要とする動画編集であるため、12GBを搭載したRTX 3060で十分です。
ただし今回選んだBTOの中では、ケースが一昔前の世代(ツクモは少なくとも2016年くらいからこのケースを使い続けているはず)で、デザインがちょっと安っぽいかなぁ…とは思いますが、まあ、PCに大事なのは性能であって外観は関係ないですから・・。
⑤パソコンショップSEVEN ZEFT G27AS 249,480円(税込)
僕的BTO性能評価ポイント合計:55.0
種類 | 使用パーツ | 評価ポイント |
CPU | Core-i7 12700KF | 9 |
グラフィック | GeForce RTX 3060Ti | 10 |
M/B | B660 | 6 |
メモリ | 16GB | 5 |
SSD | 500GB | 5 |
電源 | 750W | 10 |
OS | Windows 11 Home | 10 |
2006年からの歴史を持つBTOメーカーとしては後発の「パソコンショップSEVEN」ですが、カスタマイズ可能なパーツが豊富に選べることで評価が高いようです。まさに「貴方だけのPC」というBTO本来の理念を具現化したような、見やすくカスタマイズのしやすい公式サイトのBTOページは必見です。
そんなパソコンショップSEVENのサイトで目に付いたのがこのPC。せっかくオーバークロック対応のCore-i7 12700KFにオーバークロック非対応のB660を組み合わせているのがちょっとチグハグ。
メモリもSSDも標準では容量が少ないにも関わらず価格は25万円に近い金額で、ちょっとコスパの悪い印象を受けますが、グラフィックボードはRTX3060Tiなので価格相応なのかなと。
ただしBTOのページでは豊富なケースが選べたり、CPUクーラーも空冷、水冷、マザーボードもZ690搭載が指定できるなど、カスタマイズの豊富さは今回紹介するメーカーの中では群を抜いており、「とにかく自分好みにBTOしてね」という姿勢が素晴らしいです。
⑥マウスコンピューター G-Tune EN-Z-3060Ti 259,800円(税込)
僕的BTO評価ポイント合計:63.0
種類 | 使用パーツ | 評価ポイント |
CPU | Core-i7 12700KF | 9 |
グラフィック | GeForce RTX 3060Ti | 10 |
M/B | Z690 | 10 |
メモリ | 16GB | 5 |
SSD | 500GB | 5 |
電源 | 850W | 14 |
OS | Windows 11 Home | 10 |
マウスコンピューターも2006年設立(※)の後発組のBTOメーカー。後発であるにもかかわらず競争の激しいBTO業界で異例の急成長を遂げ、現在では日本で最も売れているBTOメーカーという(あくまでも僕の)印象です。
※Wikipediaによれば、マウスコンピューターの前身は1993年に創業したパソコンショップがルーツだそうです。
さすが有名BTOメーカーだけあってかなり良心的な構成です。CPU、マザーボードは僕的に最高の組み合わせ、グラフィックボードもRTX3060Ti、電源は今回のPCの中で最も容量の大きな850Wを採用など、とにかく最高の性能を安定して動かすぞ!という有名メーカーのしっかりとした意気込みを感じます。
ただしお値段も今回のPCの中では最高の25万円越え。この価格なら、もっと安いBTOメーカーでもっと高性能が狙えそう・・と思わせてしまうところが、安定重視のマウスコンピューターらしいと思います。
評価結果
というわけで、以上紹介した6つの製品を「僕的評価ポイント」順にならべてみました。
【結果順位】僕的BTO性能評価ポイント
ご覧のようにツクモの「G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1」が1位です。やはりCore-i7 12700KF + Z690チップセットという最高の組み合わせに、32GBの大容量メモリと1TBのSSDが高得点の要因です。
さらに、値段に対する性能の割合、いわゆるコストパフォーマンスでも判定してみました。具体的には下記の計算で算出した値でも評価します。
コストパフォーマンス = <値段> ÷ <僕的BTO性能評価ポイント>
こうすれば「性能評価1ポイントあたりの値段」、すなわち「コストパフォーマンス」になります。
結果は下記のとおりです。
【結果順位】コストパフォーマンス
つまり、コスパで判断しても1位は「ツクモ G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1」です。
総合評価1位は「ツクモ G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1」
というわけで、僕が買うべきPCを検討した結果、「ツクモ G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1」になりました。
次回、購入した「ツクモ G-GEAR GA7J-H214ZB_NT1」の検証を報告します。
コメント